カラコンの洗浄液は何でもOKではない
カラコンを洗浄する際には注意も必要です。
よく洗浄液はどれでも良いと思っている方が居ますが、これは間違いです。
洗浄液にはMPS系、過酸化水素系、ポビドンヨード系という3種類の物があり、カラコンでは過酸化水素系を使ってはいけないとされています。
カラコンで過酸化水素系の洗浄液を使ってしまうと色素を落としてしまうので注意が必要です。
カラコンにはMPS系とポビドンヨード系の洗浄液が良いとされています。
特にMPS系の洗浄液でエピカコールドとレニューの2点は、角膜炎の原因になるとされているアカントアメーバの消毒に効果があるとされています。
ポビドンヨード系の洗浄液は洗浄力が強いのでどの商品でもアカントアメーバの消毒に効果があります。
利便性はMPS系の方が高いので、MPS系を使うなら洗浄力の高い商品を使うと良いでしょう。
強すぎず洗浄するのがポイント
カラコンを手に取ったら洗浄液を使って洗います。
片手にカラコンをのせたら、洗浄液をたらして擦り洗いを行います。
この際に強く擦るのでは無く、軽く擦る感じで10回から20回を目安に擦ると良いでしょう。
またこの際に表と裏も擦り洗いを行い、爪を立てずに洗うことがポイントです。
すすぐ際には、てのひらにくぼみを作るような感じでカラコンを置きます。
手のくぼみを作った所に洗浄液で浸してすすいでください。
よく目を洗浄するからといって目薬を使う方が居ますが、目薬では洗浄できないのでやめましょう。
また水道水で洗浄を行う方も居ますが、水道水には細菌がおり病気の原因にもなるので必ず洗浄液を使う事をおすすめします。
ケースも清潔に保つ必要がある
カラコンをきちんと洗浄してもケースが汚かったら意味がありません。
ケースは洗浄液を使って洗う方もいますが、水道水できちんと洗い、風通しの良い場所で自然乾燥しましょう。
その後はケースの中に保存液を入れておき、カラコンを最低4時間は洗浄液の中に浸しておきます。
カラコンを長期間使う場合にはカラコンを眼科に定期点検に行くこともおすすめします。
長期間使えるカラコンは格安ですが、長期間使う事で目やカラコンにもダメージが出てくるので、ある程度経ったら眼科で見てもらうと良いでしょう。